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Kaguraのうららか日記

桐生 森秀織物 織物参考館”紫”

藪塚駅から新桐生駅へ向かい そこから「おりひめバス(大人200円)」に乗り込み JR桐生駅を目指します。


んん?銅像にニット帽が!そういえば桐生の街、おばあちゃん達がみんな ニット帽をかぶっている!誰かが寒かろう~てことで かぶせてくれたのでしょうね!ショールもオサレ♪

15分ぐらい歩き 「織物参考館”紫”」さんへ♪
森秀織物という織元さんでもあります。


ふせじまさんに割引券が置いてあり 入館料が50円引きになりました!ありがとう、ふせじま!
中に入ると さっそく綿花が!あ~これが綿糸になるのね~ 欲しいわ♪
日本の風土では なかなか育ちにくいものだったのです。


ガイドのお姉さんに案内され 織機の始まりなどを聞く。
こんな簡素なものだったそうだけど 基本形はもう出来上がっていてびっくり!
真ん中の棒を前後にすると経糸(たていと)がちゃんと交互に出て 下は石をくくり 重さで安定させています。


少し進化した 全部手動の織機。麻紐や竹 木材を使っており 金属はありません。
しかし人ってすごいね! こんな道具を手で作っちゃうのですよ!



かと思えば あまりに大きすぎて3人がかりで織ったというこちらの巨大織機!
体験させてもらったけど 息が合わないと出来ないです。仲悪いとね~仕事がはかどんない。
職人ならば それとこれとは別!で 織る時はあうんの呼吸、なんてのもあったのかも。

そういえばウールも。ビフォアー&アフター。


こちらはより早く織れるよう 緯糸(よこいと)は手で通さず 上についてる紐を引っ張ると 緯糸のシャトルがシュッと経糸(たていと)に通るしくみになったもの。
作りがなんというか まあそんなに凝ったものではないのでどうかと思ったけど やってみてびっくり!早い!

しかもなかなか難しいぞ。出来ちゃえば早いのです~ 

桐生織の特徴である「八丁撚糸」を作る機械 。中央の車輪をぐるぐる回すと 糸が回転し つよく撚ることが出来るのです。この強撚糸を使ったのがお召し。


こちらは紋紙(もんがみ)という型を使った織機。
ダンボールの板みたいのに穴が開いており その穴によって模様を織り出していきます。すごい技術。
桐生の代表的なジャガード織は これなくしてならず、なのかな?

糸の色の分 緯糸(よこいと)のシャトルがありました。赤い部分は赤い糸を通すよう 経糸(たていと)がこんな風に浮き上がります。こんなに手間がかかるなんて!


しかもこれ、人の目で見える部分は布の裏地!表地は下になるため 鏡がついてます。


織り子さんは時々 模様が間違えてないか この鏡を見て確認しながら作業をするそう。
もうアタマがこんがらがって よく分からなくなりそう~

藍染の藍瓶も見せてもらいました。「藍は生き物」といいますが 温度や湿度管理に気を遣うそうです。藍の葉は同じ職人さんから取り寄せているとのこと。藍の葉作りも 日本から失われつつあるみたいですね。


で 現在の機械を使った桐生織。さっきの紋紙は コンピューターに取って代わってました。


何を織ってるのかな~と見てみると あ!もう来年のカレンダー!


今年のぐんまちゃんカレンダー。かわいいな!


上から繻子織 綾織 平織。
緯糸と経糸の構図なのでしょうが うーん これも難しい・・・。


もっと見たい気がするけど アタマを使ったら おなかがすいてきました~

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