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Kaguraのうららか日記

最後に泣きのびわの葉染め

前に繭玉から自分で座繰りでひいた絹糸です。ひいた糸は精練という工程を得てから染めます。
これは精錬済み。


やるやると言うこと数ヶ月。やっと着手。この糸をびわの葉で染めます。
材料はイオンの健康食品売り場で買ったびわの葉。


糸の重さを計量。19グラム。少ないです。


このびわの葉は乾燥葉なので マニュアルによると染める対象物の半量~同量とのこと。同量でいきます!


排水溝ネットに入れて 煮だします。なんとなく思ってたより色が薄い気がしたので これを二回やりました。


ここまでが昨日の作業。本日は 色止めの為の媒染液を これまたイオンの漬物用品を売ってるコーナーで「焼きみょうばん」を買い つくりました。


媒染液は他にも種類があって 何を使うかで染め上がりの色が変わります。

ホーローのたらいにびわの葉の染液を入れて加熱。糸は水に浸して絞っておきます。


投入~!中火ほどで煮立たせながら 15分ぐらい ゆらゆら揺らしたり 引き上げたりしながら染めます。



いい色になってきたところで引き上げ 水洗いした後 焼きみょうばんの媒染液に入れて20分。


水洗いしたらまだ淡いかな~と思ったので さらに同じ作業で染め染め♪
しかしこれが後で大変な事態に・・・。


糸にびわの葉の色素が入っていくので 染液が薄くなっていきます~

最後の水洗いで終わり!なはずでした・・・。
出来上がり。と 言いたいところだけど。


なんと糸が絡まないようにつけておいた糸がほどけてしまい 気がつかずに水洗いをがしがしやった為 からまりまくって大変なことにー(泣)

糸も もしゃもしゃ。一応 救護策はあります・・・。この一カセに横に4箇所ついてる あみそ という糸。
 

これは絶対に外れない&ずれないように4束分ぐらいにくくってあるので このあみそを頼りに 糸をそろえていくことは可能です。

ということで 2時間がんばってここまで・・・。


上のほうはなんとか・・・あとの3分の4はまだまだ絡まってますね・・・。

あ~一回染めでやめておけば良かったのに!色は淡いオレンジベージュのようでサイコーなの♪

でも 最後まで気を抜かないことと あみその重要性は勉強になりました・・・。

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生葉の藍染に考える

JRの休日おでかけパスを使って お得にいつもの群馬のほうへ行って来ました。
(今回 記事内容が簡潔なので 公開記事にしました)


今回は 藍の生葉を使って 絹糸を染める作業です。
生葉を摘むところから♪ バッタがいましたよ♪


葉と同化中・・・こちらの気配を感じてか 一切、動かず(笑)
「わては葉っぱでやんす」と しれっとしてるように見えました☆

作業は 生葉を摘んだら葉をミキサーで攪拌し 水と一緒に袋に入れて漉しました。
漉した生葉エキス(?)に 絹糸を入れたり出したり漬けたりを繰り返し ムラにならないよう糸を染めていきます。

ある程度 染色が進むと 色が入らなくなってくるので そんな感じになるか 好きな色合いのところで引き上げ 水ですすぎ 乾かして終わりです。

この ミキサーで攪拌してから色を染め終わるまで 染色液の酸化が進んでしまうので 20分ほどで終わらせるんだそう。

今回 人数がいたけど それでもあわあわ状態でした。

染め上がったの。藍染めというと濃い紺色がぱっと頭に浮かびますが あれは藍を発酵させたすくも、を使っての色だそうです。
生の藍の葉を使うと 緑がかった水色っぽくなりました。こんな色の帯揚げ 持ってるかも。


もうひとかせ 自分で引いた絹糸をもらってきました。
これは 自分で染めてみようと思ってます。染料は何が良いでしょうか~?


しかしながら この糸たちを使うには 糸を巻き取らないといけないそうで その道具を私は持ってません!あれもこれもといろいろやってみたいことはあったのだけど 何もできない状態だと 今日分かりました(笑)

なので いたずらに糸ばかりを増やしても どうしたものか。

あと 今日はちょっと考えさせられることが多くて 帰り道は心が重かったです。
私はキモノが好きで キモノをもっと深く知りたい気持ちから始めたつもりだったのだけど あまりそこに繋がっていかないのかなあという気がしてきて。

でも歩みを止めてしまうのは 今までの時間が無駄になってしまうので まずは自分ができることから 焦らず ちょこっとずつ前に進もうと思います。

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